Oculus Research、長期的な目標を説明、25グラム以下のHMDや新しい光子送達システム等

現在開催中の「Oculus Connect 2」にて、Oculusチーフサイエンティスト「Michael Abrash」氏は、自身のチームであるOculus Researchでの概説を含め、VRの将来について長期的な目標を基調講演で説明しました。

下の画像は、VRと長期的に必要な改善点の種類・目標について説明します。赤が現在で、緑が希望。

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将来的には、視野角(Fov)220度まで。ピントが合っているように見える領域の広さ焦点深度を固定から目の全範囲まで。VRヘッドマウントディスプレイの大きさをサングラスのサイズまで、など。

彼は、VRにおいて「視覚、聴覚、嗅覚、触覚、前庭、味覚」の6つの感覚系を今後も探求すると言い、それら6感覚がVRで完全に駆動されている場合、現実の世界と区別できないであろうと述べました。

そして、最終的には、25グラム以下(10円玉が5gなので5枚分)の理想的な重さと、サングラスに近いフォームファクタを取得する必要があるとも述べます。フォームファクタとは、コンピューティングにおける主要部品のサイズを指定したもの。

現在のシステムでは、画像品質を維持しながら視野を増加させるためのヘッドルームを持っていないので、VRの次のレベルに到達するには、まだ存在していない「光子送達システム」を必要としている、とも述べました。

リンク

Michael Abrash reveals long term goals for Oculus – Virtual Reality & Oculus News and Events

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