解像度5Kで210°の視野角を搭載するVRヘッドマウントディスプレイ「StarVR」を制作中のStarbreezeは、今日、アイトラッキング技術を専門とする企業「Tobii」と提携したことを発表しました。
Starbreezeは、Kickstarterも完了し、サムスン・ベンチャーズからも出資を得ている注目のスタートアップです。
6月に開催されたE3イベントで発表された「StarVR」は、驚異的な視野角210度ということで注目を浴びました。(Oculus Rift DK2で100度)。さらに、付加価値を付けるため、視線に基づいた情報を利用するアイトラッキング技術を搭載したいと考え、もともと視線追跡を搭載したウェアラブルメガネを制作していたTobiiと提携した流れです。
VR内のユーザーインターフェースとして、アイトラッキング操作は今後重要になっていくだろうという見込みの提携だと言います。米OculusVRもアイトラッキング・プラットフォームのSMIと連携して実験もしていますし、VR内でアバター交流できる「AltspaceVR」もアイコンタクトによるコミュニケートを採用しています。視線追跡型VRデバイス「Fove」は言うまでもありません。それくらい、VR業界においてアイトラッキング技術は重要といえます。
(StarVRアイトラッキングDemo)
解像度5K、210度というFOV、そしてマーカーによる周辺機器との連携、赤外線LED付きHMDでValveの「Lighthouse」トラッキングシステムも採用、加えてアイトラッキングですから、このモンスタースペックのVRデバイス「StarVR」の期待値がますます高まります。
リンク
StarVR’s 5K, 210 degree FOV VR HMD adds eye tracking – Virtual Reality & Oculus News and Events
StarVR 210-Degree VR Headset to Receive Eye-tracking Support Courtesy of Tobii – Road to VR