米国のテレビ業界でもっとも栄誉ある賞「エミー賞」の第67回技術部門ともいえる「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」でVRに関する作品が2つ受賞しました。
1つ目は、オリジナル・インタラクティブ・プログラム賞を受賞した、「Amex UNSTAGED: Taylor Swift Experience(AMEX アンステージド:テイラー・スウィフト・エクスピリエンス)」です。全米で今もっとも注目されているだろう歌手でありシンガーソングライターの「Taylor Swift(テイラー・スウィフト)」の曲「Blank Space」の360度PV映像になります。
アプリやタブレット上で表示される設計で、視聴者がグリグリ動かすことができるインタラクティブ映像になっています。カメラには解像度6Kがキャプチャできる「Red Dragon」を360度仕様にカスタマイズした特注カメラを使っているので、申し分ないクオリティです。(NextVRが使ってるカメラと同じ)AppSTOREやGoogle Playで無料ダウンロードできます。
続けて、2つ目は、ユーザーエクスペリエンス・アンド・ヴィジュアルデザイン賞を受賞した「Sleepy Hollow Virtual Reality Experience(スリーピー・ホロウVRエクスペリエンス)」です。
スリーピー・ホロウとは、もともと1999年にティム・バートン氏が小説を映画化したところから映像業界では始まっています。18回もの首切りのシーンがあったりと過激のなかで、同年アカデミー賞を受賞した大ヒット映画です。ニューヨーク北部の都市伝説「ヘッドレス・ホースマン(首なし騎士)」を題材にした作品で、村で発生した連続首なし殺人事件を解決するためジョニー・デップ演じる捜査官が解決していくというストーリー。FOXテレビでドラマ化もしています。
そして、Oculus Rift DK2でも体験できるように開発したのが、今回受賞したスリーピー・ホロウVRエクスペリエンスです。イベントでも好評で、長蛇の列。最後Oculus Riftを外すと、同時に首なし騎士のコスプレをした人が武器を持って脅かしてきたり、自分の首なし写真を撮影できたりとサプライズも盛りだくさん。もちろん、Oculus shereからダウンロードして視聴も可能です。13歳以上から。
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Juried Award Winners Announced for the 67th Emmy Awards | Television Academy