9月11日、特機映像施設のシステム構築などを手掛けるソフトウェア開発会社「株式会社オリハルコンテクノロジーズ」は、可搬型ドームシアター「Domeworks」のレンタル及び販売を開始しました。
もともと同社は、大型施設の次世代プラネタリウムやプロジェクションマッピング技術を構築している会社で、ですので「Domeworks」はプラネタリウムの小さい版といえばイメージしやすいと思います。VRイベントなどでレンタルすることをターゲットにしている為、コンパクトな移動式になっています。
「Domeworks」は、使いやすいソフトウェア「AMATERAS Dome Player」と吸気式ドームスクリーンを使うことで、今までのドームシアターと違って高品質をうりにしています。プロジェクター4台による高輝度・高解像度(3Kx3K相当)、映像の歪みを補正する全自動カメラフィードバック補正、ドーム音響・照明も完備。
レンタルに関しては、スタッフが対応してくれます。直径6m傾斜型。床面積として7×7m、高さ4.5m以上の空間が必要、屋外での使用は禁止。設営4時間、撤収2時間程度とのこと。送料が数万円かかるのと、オブションとしてコンテンツ制作のコンサルティングや、試写のお試しも可能です。
以下、レンタルに含まれるもの。
- 可搬型ドームシアタースクリーン
- マルチプロジェクションシステム(プロジェクター4台)
- 自動投影補正システム一式
- ドーム映像再生ソフトウェア
- 5.1chサラウンドシステム
- 設置調整費用
ドーム映像の他にも、ゲームエンジン「Unity」や「Unreal Engine」で制作されたコンテンツ、360度映像もサポートされています。VRヘッドセットなどを装着しないで上映できるのがメリットでしょう。東京ゲームショウ2015でも全天球立体映像VRコンテンツ「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」で使用される予定で、しかも、高輝度にカスタマイズされた特別仕様となってるため、さらに迫力ある映像が期待されます。
もともと、攻殻機動隊VRは、Production I.Gとomoteの浅井宣通氏、糸屋覚氏と「Domeworks」を開発した株式会社オリハルコンテクノロジーズで立ち上げた新ブランド「sign」の企画・制作で行っているため、今回のゲームショウでの360度上映は本気と言えるでしょう。
リンク
可搬ドームシアターソリューション「Domeworks」 | 株式会社オリハルコンテクノロジーズ | ORIHALCON Technologies, Inc.