2015年8月27日、米Oculus VRはコンテンツ開発に必要なソフトウェア開発キット(SDK)の最新バージョンv0.7を発表しました。と同時に、Oculusデベロッパードキュメントでは、「Oculus Touch Controllers」も更新されました。
「Hand Tracking」「Button State」「Button Touch State」「Haptic Feedback」と個々のページに分類されており、API、概要が公開されています。まず、各種ボタンに触れるだけ(まだ押してない状態)でもセンサーによって触れてるかの感知ができる静電容量式タッチ・センサが搭載されてること。これは、プレイヤーにコントロールを説明し、ゲーム内のチュートリアルに役立つであろうと想像します。
そして、現時点では、親指と人差し指のハンドジェスチャー認識がサポートされていること。中指は記載されていませんが、創業者のパーマー・ラッキー氏いわく、検出されない唯一の指が小指と薬指と言っているので可能性はおおいにあります。
そして、VR内に触った感覚を伝える触覚フィードバックは、「振動」を使用していると説明しています。リニアアクチュエータ(マイクロサイズのリニアモータ)を使ってるため、よりきめ細かい振動を可能にしています。開発者は、周波数と振幅を指定することができ、無効にすることも可能です。
興味深いことに、振動の長時間使用は位置追跡の質を低下させるとも述べていて、短時間の振動オンを推奨しています。ともあれ、ますます楽しみになってきました。
Touchとは、2016年第一四半期に発売される製品版Riftの公式コントローラで、現在は「ハーフムーンプロトタイプ」とラベルされています。左右対称デザインでワイヤレスになっており、上部に二つのボタンとアナログスティック、そして人差し指と中指にトリガーが存在します。Riftを追尾する赤外線カメラで捉えることもでき、どこにいるかを把握することが可能になっています。本体のRiftとは別売りです。
リンク
Developer Center — Documentation and SDKs | Oculus
Oculus Touch Controllers Recieve First SDK Documentation – VRFocus
New Oculus Touch Documentation Reveals Capacitive Buttons and Recognizable Gestures – Road to VR