日本バーチャルリアリティ学会が主催する学生がVR作品を披露するコンテスト「国際学生対抗バーチャルリアリティコンテスト(IVRC, International collegiate Virtual Reality Contest)」の予選大会が今年もやってきました。
1993年からと昔から開催されていて、世界的なイベント「SIGGRAPH」や「Ars Electronica」などにも多くの作品が採択されているコンテストです。さらに、アメリカやフランスなどと国際協定を結び、お互いの作品を披露し合い国際交流も活発的です。
さて、書類審査を通過し、実際に展示される今年の予選大会は、2015年9月9日(水)- 9月11日(金)に開催される第20回日本バーチャルリアリティ学会大会と併設して披露されます。一般公開は、10,11日となっていて、無料で体験することができます。
会場:芝浦工業大学 豊洲キャンパス(東京都江東区豊洲3丁目7番5)交流棟4階 401教室・402教室
9/9(水)
- 11:15 – 12:45:IVRCオーガナイズドセッション(VR学会大会参加者のみ、Room E)
9/10(木)
- 09:15 – 12:30:審査コアタイム(一般の方入室不可)
- 12:30 – 15:30:IVRC展示(一般公開、401/402教室)
- 15:30 – 16:00:VR学会大会 大会長挨拶・出展企業紹介(一般公開、交流棟6F大講義室)
- 16:00 – 17:30:大会【特別講演】「日本VRの黒歴史」(一般公開、交流棟6F大講義室)
- 17:30 – 18:00:論文賞表彰式・IVRC表彰式(一般公開、交流棟6F大講義室)
- 18:15 – 20:15 : 懇親会(大会参加者のみ、交流棟3Fカフェテリア)
9/11(金)
- 09:15 – 15:00:IVRC展示(一般公開、401/402教室)
- 15:00 – 15:10(予定):VR観客賞表彰式
さて、予選大会には28作品が披露されることになっており、実力派のものからユニークなものまでわくわくするラインナップになっています。
音に触れる体験、背中に羽が生える体験、肉球に触る体験、凧揚げに乗る体験、だるま落としのだるまになる体験、炭酸入りカレーを振って開ける体験、スキージャンプを体験、ぬるっとウナギ掴みを体験、演奏のできる歯ブラシを体験、ゴキブリとして見て動き回る世界を体験、巨大シャボン玉に入って飛ぶ体験、などなど、詳細はコチラで確認していただくとして、毎度ユニークな出展をする電気通信大学の作品が今年も要チェックです。
ユリアラビリンス チーム:失禁研究会 (電気通信大学)
ユリアラビリンスは尿意提示デバイス「ユリア」を使ったエンターテイメント作品である。「ユリア」は体験者の腹部への圧迫感、背部への振動、首筋への冷感、股間部への温かさの提示により尿意および失禁感を再現する。ユリアラビリンスでは体験者の体内に胃や腸をモデルにした迷路を作り、飲み込んだ水が尿となり排泄されるまでの流れを視覚的に体験してもらう。
飲んだ水が尿になるまでを体験、圧迫感、振動、温度、失禁感まで再現するってどうするんでしょうか。平日ですが、お近くの方はぜひ体験してみてください。