「VRジャーナリズム」という言葉には、2通りの使い方がされてるみたいです。1つは、360度実写映像を撮影しVRで提供するというもの。もう1つは、事件現場や事故現場の出来事を3Dアニメーションで再現しVRで追体験させるというものです。
前者は、「VICE News」が、約6万人参加のニューヨークでの運動をVRとして公開したのが初めてでしょうか。現場の臨場感をVRを使って伝えます。
後者は、シリアやニューヨークを題材とした作品が発表されています。「Project Syria」という作品では、内戦中のシリアの町並みが再現され、突然爆発が起きたりと現場には到底行けないような場面をVRとして追体験できます。作品としてもリアリティが追求されており、町並みの音、爆破の音声は実際の動画からつなぎあわせて使用しています。後半では難民キャンプも再現されており、子どもたちの声もリアルな素材が使用されています。