民間企業が運営する円形刑務所「パノプティコン(Panopticon)」をVRゲームにしたコンテンツが公開されました。
パノプティコンとは、全展望監視システムといわれ、中心にいる看守が効率よく囚人を見張れるように設計された刑務所のことで、360度ぐるっと見渡せる作りになっています。
そのパノプティコンを使ってユーザーが看守となり、囚人の脱獄を阻止するゲームが今回ご紹介するコンテンツです。
面白いのが、阻止する方法というのが実際に笛を吹くことで、囚人が脱獄しようとすると笛を吹いて扉の開け閉めを行い阻止します。
360度見渡して監視、脱獄の行動をとってる怪しい囚人を発見、白い点である照準(ヘッドトラッキングで動く)を合わせ笛を吹く。そうすると、一部屋だけの扉が閉まり阻止できるという仕組みです。
笛の音は、マイク付きヘッドフォンで認識してるのだと思われます。面白いですね。
ゲームをやってみたい方は、コチラからダウンロード出来ますので体験してみてください。笛をお持ちでない方でも3Dプリンターで作れるように、笛のデータも公開されています。
ってなわけで、全展望監視システムを採用した刑務所のVRゲーム、どうでしたでしょうか。360度という相性がいい仕組みを利用した面白い試みだと思います。しかも、看守らしく笛を吹いて阻止するところも素敵です。気になった方は公式サイトも覗いてみてください。