Kenzanは、モーションキャプチャを研究してる会社Artanimと共同で、仮想空間とリアル空間を連結させた動画「Real Virtuality」を公開しました。
その動画では、ユーザーがOculus Riftを装着して白い壁の中を歩いていくのですが、見えてる光景というのが古代エジプトのファラオの墓で、実際に探検をしています。
リアルでは棒、でも見えてる映像はたいまつ。壁もリアルでは白い壁、仮想空間では絵が書かれた壁と、リアルと仮想空間が融合した素敵な空間になっています。
しかも、動きまで連動していて、ユーザーが動くと仮想空間にリアルタイムに反映し同じ動きをするようにモーションキャプチャという技術を使って作られています。
モーションキャプチャとは、人間や物の動きをデジタル的に記録する技術で、今回はユーザーの手足やHMDにマーカーといわれる認識装置を取り付け、上のカメラから動きを記録し、リアルタイムに仮想空間に反映させるということをしています。
その事によって、ユーザーが動けば、仮想空間でも同じ動きをするということが出来ているのです。ヤバイですね…。
途中、人型の壁絵の顔に石を入れると、隠し扉が開いて次に進めるというシーンがあるのですが、そこも連動されてて秀逸です。
マーカーのついたダンボール製のアイテムをパコッとはめると…
横の壁が上に開いて次へ進めると。
素敵ですね〜。今後、このモーションキャプチャとVRを組み合わせた技術でどんなことをやってくれるのでしょう。今回みたいに歴史を体験して勉強することにも使えますし、お化け屋敷的にも使えますし、映画やアニメ、ゲームのプロモーションでもいいですし、なにせ多様です。今後も非常に楽しみです。