Microsoft Researchら、VRモーションコントローラ間を接続することで多様な触覚を表現するツール「Haptic Links」発表

スタンフォード大学とMicrosoft Researchの研究者らは、両手それぞれに持つVRモーションコントローラ同士を統合させる触覚フィードバックツール「Haptic Links」を発表しました。

論文:Haptic Links: Bimanual Haptics for Virtual Reality Using Variable Stiffness Actuation
著者:Evan Strasnick,Christian Holz,Eyal Ofek,Mike Sinclair,Hrvoje Benko

本稿では、コントローラ間を接続するツールの設計に焦点をあてることで、VR内のハプティックを提案します。ツールは、Viveコントローラのようなモーションコントローラ同士を接続し両手で利用する仕様になっています。

用途によってツールも3種類開発しています。左から、Layer-Hinge、Chain、Ratchet-Hinge。

VR内の設定に合わせてコントローラを固定したり、特定の自由度や動きの方向を制限したりすることで触覚を表現します。

例えば、二丁拳銃であれば固定なし、ライフルの場合は前後に固定、車のハンドルも丸くなるように固定等々。固定だけでなく、レンチを回した時や弓矢を引いて離した時のフィードバックなどといった摩擦、粘性、張力等を与えるために、範囲に沿って剛性を設定することも可能です。

 

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