ブリガムヤング大学、レーザを用いて空中浮遊する高解像度フルカラー3D画像を生成するディスプレイ技術を発表。最大1600dpi。どの角度からでも正確に知覚可能

米国ブリガムヤング大学の研究者らは、レーザを使用して空中に浮遊する動きある高解像度フルカラー3D画像を生成するディスプレイを発表しました。

論文:A photophoretic-trap volumetric display
著者:D. E. Smalley, E. Nygaard, K. Squire, J. Van Wagoner, J. Rasmussen, S. Gneiting1, K. Qaderi, J. Goodsell, W. Rogers, M. Lindsey, K. Costner, A. Monk, M. Pearson, B. Haymore & J. Peatross

「Volumetric display(ボリュームメトリックディスプレイ)」と呼ぶ本技術は、3D空間にて画像を物理的に再現します。空間上のパーティクルをレーザで捉え、パーティクルを速く動かすことで人間の目に見える実線の画像を知覚させます。

1インチあたり1600ドットまでの画像を作成することができ、また、画像はホログラムと違ってどの角度からでも見ることが可能です。

現段階では、パーティクルを動かす速度が限られているため線画しか作成できないこと、数ミリメートルの小さな画像しか生成できないなど制限があり、今後の課題としています。

 

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