マニトバ大学とHonda、スマートウォッチ上の空間でどこからどんな音が鳴っているかを感知しジェスチャ操作できるマイクロフォン搭載腕時計を論文にて発表

カナダのマニトバ大学とHonda Researchの研究者らは、スマートウォッチ上の空間でどこからどんな音が鳴っているかを感知しジェスチャ操作できるマイクロフォンアレイを埋め込んだプロトタイプ「SoundCraft」を論文にて発表しました。

SoundCraft: Enabling Spatial Interactions on Smartwatches using Hand Generated Acoustics

プロトタイプには、4つのマイクロフォンが搭載しており、腕時計の上の空間(方位角と仰角)で音を検出し様々なジェスチャ入力をすることができます。

デモ映像では、腕時計の上の空間でこすって鳴らすフィンガースナップ (指パッチン)や、指同士をくっつけて鳴らすタップや、デコピンで鳴らすといった音をいろんな角度から鳴らし、それぞれを検出し分類している様子が映し出されます。

また、拍手や手をこする、腕を叩くとくいった音も区別し検出します。音の入力には、指だけではなく、ハサミで音を鳴らすといった物理的ツールにても同様の効果が得られます。

また、本提案は他のインターフェースと組み合わせることができ、例えば手首をスナップさせたり、手首を回転させたり、などと連携して多様な操作入力を実現します。

 

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