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ピクシーダストテクノロジーズとデジタルネイチャーグループ、透過型ミラーデバイスを用いたAR向け広視野シースルーHMD実現方式を論文にて発表。ボケの再現などを可能に

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社と筑波大学Digital Nature Groupの研究者らは、TMD(Transmissive Mirror Device、透過型ミラーデバイス)を用いたシースルー型HMD実現方式「Light Field Blender」を論文にて発表しました。

Light Field Blender: Designing Optics and Rendering Methods for See-Through and Aerial Near-Eye Display(PDF)

これまでのシースルー型HMDの研究では、導波管構造やミラー、ビームスプリッタなどを使用した光学回路が用いられてきましたが、視野角が狭い、背景画像が歪む、HMD表示が正しく光線再生されていないなど課題が残されていました。

これらに対しLight Field Blenderは、マイクロレンズアレイとTMDを用いることで広視野かつ正確な光線再生を実現することを提案しています。なお、同研究グループからは網膜投影技術なども発表されていますが、それらとは異なる技術とのことです。

これまでTMDは主に空中像投影に用いられていましたが、それをHMDの近眼光学系に組み込むことで、従来手法では実現が難しかったボケの再現などが可能になっています。


(左図:空中像に焦点を当てた写真。右図:背景のオブジェクトに焦点を当てた写真。)

今後、広視野かつシースルーのHMDの製品化に結び付けていきたいとしています。

本研究はタイ:バンコクで現地時間2017年11月27日–2017年11月30日に開催される「Siggraph Asia 2017」にて発表されます

 

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