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名古屋市立大学、「腕が伸びる感覚」をVR体感できるシステムを論文にて発表。対面者と⼀対⼀でポールを引っ張り合う過程で表現

名古屋市⽴⼤学⼤学院芸術⼯学研究科 ⼩鷹研究室の研究者らは、VRシステムを使用して「腕が伸びる感覚」を体感できる「Stretchar(m):ストレッチャー」を論文にて発表しました。

HMD を介したポールを引っ張り合うことによる腕が伸縮する感覚の誘発(PDF)

「腕が伸びる感覚」は、HMDを装着した体験者と協力者とが対面となり、⼀対⼀でポールを引っ張り合う過程で表現します。

VR内では、自分の腕が表示され、「(現実世界の)腕を引っ張られる強さ」に応じて、「(イメージの世界の)腕の⻑さ」を滑らかに伸ばし、あたかも腕が伸びる感覚を再現します。

これは、体験者の腕が強く引っ張られるほど、体験者の⾃重(体重計で計測される重量)が⼤きくなることに着⽬し、この⾃重変化を基に腕を引っ張られる強さを推定する仕組みを構築することで実現します。


(自重の状態に対応した映像の様子)

本システムは、2017年9⽉16-18⽇に東北⼤学で⾏われた情報処理学会シンポジウム・エンターテインメント・コンピューティング 2017においてデモ体験が発表され、37人に「腕が伸びる感覚」の有無について-3 から+3 までの7段階で評価してもらったところ、73%(27⼈/37⼈)の⼈が伸びる感覚が強く(+2)または⼤変強く(+3)感じていると評価しました。

この成果から、ゲームなどの分野において新しい⾝体表現の可能性を与えるとともに、⼈間の⽣物としての空間認識の作法においても質的な変化を及ぼす可能性を⽰唆するものとし、リハビリやイメージトレーニングといった新しい場⾯での応⽤の可能性にも期待されます。

本システムは、タイ:バンコクで現地時間2017年11月27日–2017年11月30日に開催される「Siggraph Asia 2017」の「VR Showcase」にて発表されます。

 

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