米カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)のロボット研究チームは、2015年に機械学習(deep learning)で試行錯誤をしながら自らが学習していく産業用ロボット「BRETT」を発表しましたが、今回、それに加えてVRシステムと組み合わせることで効率的に訓練するアプローチを発表しました。
ロボットを学習させる場合、本来であればコードを書くことでプログラミングする必要があります。しかし、それでは専門知識が必要だったり時間がかかったりします。
そこで、本研究チームはVRヘッドセットを着用しモーションコントローラでオペレーションすることで訓練するアプローチを採用しました。
VRシステムを活用することで、コードを書き込むのに数週間から数ヶ月かかっていたことが、VRだと1日でロボットを訓練することができたと述べており、大幅な効率化を実証しました。
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