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Disney Research、無線機能がない電子機器でも指タッチするとデータ送信が可能になる技術「EM-Comm」を論文にて発表。微量に放射する電磁ノイズを使用

Disney Researchは、無線機能がない電子機器でも微量に放射される電磁ノイズを使用して、データ送信を可能にするタッチベースの技術「EM-Comm」を論文にて発表しました。

EM-Comm: Touch-based Communication via Modulated Electromagnetic Emissions(PDF)

電子機器というのは、無線機能を搭載していなくても、EMI(電磁妨害)という形で少量の電磁ノイズを放射している場合が多々あります。適切に変調すれば、これらの電磁ノイズを未使用の通信チャネルとして使用(任意のデータを送信)できると主張するのが今回のアイディアです。

例えば、液晶ディスプレイのデータをスマートフォンに送信したいとします。

まず、本稿に登場するリストバンド型デバイスを装着し、液晶ディスプレイをタッチすることで電磁ノイズにデータをエンコードします。そうしたら、手に沿って送られデコード、スマートフォンに触れデータを転送し出力します

というように、無線機能がないデバイスでも、電磁ノイズを使用してデバイス間の通信をタッチベースで可能にします。本稿に登場するリストバンド型デバイスは以下になります。

デモでは、3つのアプリケーションを開発、インタラクティブな体験を披露します。

a:プリンタとスマートフォンをリンクし印刷。b:公共のLCDディスプレイから地図をスマートフォンに取得。c:コーヒーマシン上のボタン機能のツールチップを表示。

エンコード

エンコードには、信号を本来よりも広い帯域に拡散して通信する技術「スペクトラム拡散」が用いられます。

また、変調方式は、「周波数シフト・キーイング(FSK: Frequency Shift Keying)」がベースになります。このエンコードを可能にするために、ターゲットデバイスにはシンプルなソフトウェア修正が必要になってきます。

最終的には、EM-Commを使用すると、ほぼすべての電子デバイスをソフトウェアアップグレードするだけでタッチベースの無線送信機にすることができると、そう主張します。

 

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