ブラウン大学、ロボットに抽象的な指示を音声で出しても自然言語コマンド処理できるシステムを開発。抽象的な言語から所望のタスクを推定。人とロボットとのシームレスな対話への一歩

米ブラウン大学の研究者らは、ロボットに具体的または抽象的な指示を音声でしても自然言語コマンドを処理できる新しいソフトウェアシステムを開発しました。

例えば、倉庫内の誰かがロボット式フォークリフトと並んで作業している状況で、ロボットのパートナーに「そのパレットをつかんでください」と言ったとします。それは、リフトを一列に並べ、フォークを下に置き、持ち上げる、いくつかの小さなサブステップを暗示する非常に抽象的なコマンドです。

このレベルの抽象的なコマンドは、既存のロボットだと問題を引き起こす可能性があると言います。一方で、今回の新たなシステムは、言語から所望のタスクを推定することに加えて、言語を分析して明確な抽象レベルを推測します。

これにより、あらゆる抽象化レベルで計画することができ、パフォーマンスが飛躍的に向上するとし、最終的には家庭や職場で役立つパートナーロボットを目指したいと考えているとの事です。

また、この作業は、人々が互いにコミュニケーションを取るのと同じようにロボットとコミュニケーションできるようにするための一歩とも述べています。

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