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RMIT大学、ミツバチの色認識視覚メカニズムをカメラに応用するアプローチを提案。日向から日陰に光が変化する屋外環境下でも光に引きずられることなく物体の色情報を正確に認識

オーストラリアのRMIT大学は、スマートフォンやロボット、ドローンに搭載するカメラの精度をさらに正確にするためミツバチの視覚構造を応用するアプローチを発表しました。

従来、屋外環境でカメラを使用する場合、昼光下の太陽光、日陰、その他の光源など、光が連続的に変化するため色の見え方も変化し、色の識別(視覚的知覚)が非常に困難なのが現状です。(色の不変性)

光の条件が変わってもその光の色に引きずられることなく、同じオブジェクトを安定して同じ色として知覚する現象のことを「色の恒常性」と言い、これをカメラベースで実行するのは非常に困難です。

現在、この問題は世界が平均してグレーであると仮定することによって処理されています。

研究者たちは、この問題をミツバチがどのように解決しているかを研究し、それを基に色情報を処理するメカニズムをカメラに応用することで解決するアプローチを提示しました。

ミツバチは、人間と違って2つの大きな複眼とその上に3つの小さな単眼、合計5つの眼で視覚を認識しています。そのため、目的の花がどんな光環境下でも見失うことなく到達することを可能にします。(詳細な仕組みに関しては論文をご参照ください。)

論文:Improved color constancy in honey bees enabled by parallel visual projections from dorsal ocelli

このミツバチの「色の恒常性」能力は、カラーイメージングシステムに実装することができ、より正確な色でのカメラ認識、ドローンの正確な制御、複雑な光条件で全範囲を補正できるロボットなどに役立つとしています。

 

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