HTC、開発者向けに「Vive Tracker」の仕組みが詳細に記載されたガイドライン・ドキュメントを公開。アクセサリやPCとの結合方法や通信手段、Unityの統合等。FOVは270°

HTCは、今年後半にコンシューマー版を発売する予定の「Vive Tracker」、先日、先に開発者版を1,000台出荷することを発表しましたが、今回その開発者版向けにVive Trackerのガイドラインが記載された最新ドキュメント「HTC Vive Tracker Developer Guidelines Ver. 1.3 」を公開しました。(PDF)

Vive Trackerとは

Vive Trackerとは、HTC Viveが採用するトラッキングシステム「Lighthouse」であらゆるモノを追跡可能にするデバイスです。ルームスケール内でいろんなアクセサリをトラッキング対応することを可能にします。

そんなVive Trackerのガイドラインとなるドキュメントでは、サードパーティがアクセサリを開発する場合に活用できるほか、Vive Trackerの仕組みを理解することができます。

 本体

3.のセンサーは、ベースステーションからの信号を受信する箇所です。アクセサリとは、5.からMicro USB接続するか、4.3のPogo Pin(下記で説明)から接続し送受信させます。黒い面がアクセサリと結合するエリアで、結合はISO規格に準拠した一般的なカメラ三脚ドッキング方式を採用しています。

ドッキング面には、6つ並んだPogo Pinが整備されています。Pogo Pinを使用してアクセサリを接続すると、Viveコントローラと同じコントロールをエミュレートできます。

アクセサリをViveコントローラと同じ入力にできると、1がバイブレーション、3がグリップボタン、4がトリガーボタン、5がトラックパッドボタン、6がメニューボタンになります。

アクセサリ、Vive Tracker、PC間の通信手段

アクセサリ、Vive Tracker、PC間の通信ですが、5つのユースケースが用意されています。基本的にVive独自のドングルとペア設定しワイヤレスにするか、USBインターフェースを使用して有線にするかでPCにトラッキングデータを転送することが主となります。

Vive TrackerのFOV

Vive TrackerのFOVは270°あります。残りの90°はノートラッキングエリアです。

また、ベースステーションからのレーザーによる反射を避けるため、アクセサリは無反射材で作られることが規定されています。

その他にも、ガイドラインではUnityとの統合セクションなどさらに詳しい説明が記載されています。ドキュメントはこちら。(PDF)

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