任意の簡易型モバイルHMDでSteamVRをプレイできる「NOLO」。ルームスケールの位置追跡(Outside-in)と両手のモーションコントローラ追跡込みで

北京ベースのスタートアップLYRobotixは、モバイルVRヘッドセットにOutside-inによる位置追跡をもたらす開発をしており、今回「NOLO」という名前で新しいデモ映像を公開しました。

NOLOは、HTC ViveやOculus RiftなどのハイエンドVRシステムが採用する外からの位置追跡をモバイルVRにもたらす、アタッチメント式のポータブルモーショントラッキングシステムです。

ダンボール製の簡易型ヘッドセット含めたスマートフォン(Android)を差し込んで使用する任意のHMDを拡張します。使用するのは、HMD上に配置させるマーカー、それを検出するために使用されるベースステーション、そして2本のモーションコントローラで構成されています。

外部センサーのベースステーションは、1ヶ所設置で約13フィート(3.9m)x約13フィート(3.9m)の範囲でトラッキングします。

また、映像ではSteamVRゲーム「The table at war VR」をプレイしている様子が映し出されており、本来PCを通してViveヘッドセットでプレイするタイトルを動作させています。性能は劣化するにしても、モバイルベースで既存のPC向けVRコンテンツを消費できる世界になっていくのかもしれません。

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