脊柱手術の厄介で危険な作業中にMicrosoftのHoloLensを使用して整形外科医をガイドする映像が公開されました。
ブラジルのサンタカタリーナ州にて、脊椎外科医のHenrique Lampert博士とパートナーであるBruno Gobbato博士が、HoloLensを使用した脊椎関節固定術を行いました。
患者の人体とCTスキャンで作成された背骨の3Dモデルを重ね合わせるようにし、より正確に茎ネジを配置、誤った配置によって引き起こされる神経損傷やインプラントの緩みなどの合併症を予防します。チームは、CTスキャンよりHoloLensの方が安価でアクセスしやすいと指摘しました。
HoloLensを外科手術で使うアプローチは、VRと違ってヘッドセットの取り外しがない分スムーズに行えるメリットがあります。実装はまだ商業化されていませんが、Lampert博士はHoloLensに興味を持つ他の外科医がソリューションをローカルに実装するために使用できるコースを作成したいと考えています。