Microsoft Research、ホロポーテーションを移動車から使えるようにした「Mobile Holoportation」を公開

Microsoft Researchは、HoloLensを利用した遠隔コミュニケーション「Holoportation(ホロポーテーション)」をスタジオから車で使用できるようにした「Mobile Holoportation」を映像と共に公開しました。

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Holoportationとは

Holoportationとは、人の3Dモデルを圧縮しリアルタイムに世界のどこにでも伝送し再構築させる3Dキャプチャ技術をHoloLensと組み合わせたシステムです。遠隔にいるユーザー同士が物理的に同じ空間に存在しているかのようにコミュニケーションできる技術として話題になりました。

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Mobile Holoportation

そんなHoloportationの最新情報として、大掛かりなスタジオから車で使用できるレベルまで落とし込んだのが今回の発表です。モバイル化を達成するために品質を維持しながら、必要な帯域幅の要件を97%削減(30-50Mbpsに)しました。奥行き情報を取得するため2つのカメラを使用します。

これにより、WiFi範囲内(cellularも近々)にいる限り、移動車でHoloportationを使用することができ、車内の人間と遠隔にいるHoloLensユーザーとの交流を実現します。ドライバーに依存せず、後部座席の乗客によって使用されるところもポイントで、その様子は、同時に公開した映像でも確認できます。

また、HTC ViveなどのVRヘッドセットへの伝送も可能にしており、VR内でリアルタイムの対話も可能にします。

 

2016年3月、初めて公開されたHoloportationの映像はこちらです。

 

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