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狭い物理空間で大規模なVR空間を歩行できるテクニック「Mapping Virtual and Physical Reality」

SIGGRAPH 2016にて、狭い物理空間から大規模なVR空間を探索することができるテクニック「Mapping Virtual and Physical Reality」が発表されました。発表したのは、Qi Sun氏、Li-Yi Wei氏、Arie Kaufman氏の3人、論文および映像が公開されています。

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Mapping Virtual and Physical Realityとは

ユーザーが位置追跡で動ける範囲以上の広さのVR空間を障害物にぶつかることなく移動することができるというもので、論文では、物理空間エリア10m×5.8mに対してVR空間は33m×21mと3倍ほど広く移動することを実験で実証しています。

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セッテイング

準備として、モーションキャプチャートラッカーを頭部に取り付けたOculus Rift DK2、部屋には24のモーションキャプチャーカメラが床と天井に沿ってセットされます。DK2と接続するラップトップはユーザーが手で持って運びます。このことにより、DK2より広い範囲の位置追跡を可能にし、ワイヤレス風を実現します。

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仕組み

方法は、2つの主要なコンポーネントで構成されています。1つは、物理世界とVR空間のエリアプランの静的な平面図です。このVR空間の平面図歩行エリアを物理世界の歩けるスペース平面図に計算し折りたたんで入れます。

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2つ目のキーコンポーネントは、レンダリングです。通常の映像ではなく、リダイレクトした映像(ゴーストオブジェクト、フィッティング、オクルージョン、環境マッピング、歪みなど加工した映像)を映し出すことで脳を錯覚させます。

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リダイレクトした映像を見せるということは、懸念されるのはVR酔い問題です。複数の被験者で客観的な検証も行い多少なりとも酔うこともあるとし、度合いをあげると疲労を引き起こし、持続的な使用後の不快感も確認されています。

異なる空間でも適応可

この方法は、異なる物理空間でも適応することが可能で、今回の実験で行った物理空間の半分でも同じVR空間を許容するとしています。

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逆に、異なるVR空間(アプリケーション)も許容します。リミットはありますが、任意の物理空間と任意のVR空間でも適応することを可能にします。

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(左がヴェネチアの街、右が人体の中)

ただし、エリアの大きさや形状によってギャップが激しいとその分だけ品質は下がるとしています。また、今後はテレポーテーションなど新しい効果を取り入れる可能性も示唆しています。今回の論文および映像はこちらより閲覧できます。

 

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