Facebook、VR酔い軽減のため360°動画を滑らかにする新アルゴリズム開発を発表。360°のタイムラプス映像も作成できる

Facebookは、360°動画を滑らかにする(安定させる)新しいアルゴリズムを開発・テストしていることを明らかにしました。安定化させることでユーザーのVR酔いを低減する効果が得られます。

新アルゴリズムでは、ビデオ品質を保ちながら10-20%でビットレートを削減し、フレームごとに22ミリ秒未満で安定化させることができると述べます。アプローチとしては、従来の3D-2Dモーションモデルと新しい変形回転モーションモデルを組み合わせたもので、Facebookの研究者Johannes Kopf氏は、安定化ツールを構築するためにOpenCVやOpenGVなどの様々なオープンソース技術を使用したことを説明しました。

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そして、今回のアルゴリズムの一部を使用すると、360°動画の「Hyperlapse」を作成することができるとも言います。360°のタイムラプスムービーが作れるという意味です。

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新アルゴリズムは、消費者向けの360°カメラにおいての映像をアップロードすることで自動的に安定化させる技術として、最終的にはFacebook及びOculusプラットフォームで使用できるようなるとしています。技術の詳細に関してはJohannes Kopf氏による記事をご覧ください。記事では、新アルゴリズムを使用した映像と使用していない映像をテストした比較動画も埋め込みで閲覧することができます。

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