本物そっくりの人型アバターを作成・リアルタイムにVRに転送する技術「3D Human Body Reconstruction」。マイクロソフト「Holoportation」を彷彿

最新の通信ネットワークおよびマルチメディア・システムの開発を行う研究機関「フラウンホーファー・ハインリッヒ・ヘルツ通信技術研究所(HHI)」は、本物そっくりのアバターを作成する技術「3D Human Body Reconstruction」を発表しました。

3D_Human

今回の技術は、複数のカメラ(20以上のステレオカメラ)で同時に人物を捉えダイナミックな奥行きある3Dモデルを作成します。最大毎秒50フレームで記録するとし、作成した人型アバターはVRにリアルタイムに転送され、あたかもそこにいるかのように対話できると言います。遠隔にいる知人そっくりアバターがVRに出現し、リアルタイムにコミュニケーションをとるといった感じです。

当技術は、2016年9月2日(現地時間)ドイツ・ベルリンで開催される国際コンシューマー・エレクトロニクスショー「IFA 2016」にて初めて公に実証デモをするとしています。

Holoportation

今回のアプローチは、以前Microsoft Researchがデモ映像を公開した「Holoportation」に似ているように思えます。Holoportationとは、人の3Dモデルを圧縮しリアルタイムに世界のどこにでも伝送し再構築させる3Dキャプチャ技術をHoloLensと組み合わせたシステムです。遠隔にいるユーザー同士が物理的に同じ空間に存在しているかのようにコミュニケーションできる技術として話題になりました。

 

アーカイブ

ページ上部へ戻る