複数のVRヘッドセットやポータブルデバイスを介して同じVR内で協力しマルチユーザーでメタバース構築ができるフレームワーク「Neos core」

デベロッパーTomáš Mariančík(別名:Frooxius)氏は、VRヘッドセットやポータブルデバイスを介してVR空間で協力することを可能にするフレームワーク「Neos core」を発表しました。Neos coreシステムのプレビュー映像はyoutubeで公開されています。

今回構築された新しいフレームワークは、VRヘッドセット、スマートフォン、タブレットを介して同期されたVR内で誰もが対話し共同でオブジェクト等を構築することを可能にするマルチユーザー、マルチデバイス可能なVRシステムの基盤です。

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プレビュー映像では、2人がHTC ViveとSteamVRコントローラーを使用し、同じVR内で協力してペイントしたりオブジェクトを作成したりしています。途中から3人目が加わり、AndroidモバイルデバイスからVR空間内の映像を映し出し閲覧するシーンも。レンダリングはUnityエンジンを使用。今回は、ローカルWi-fi環境でのデバイス間テストでしたが、ネットワークを通じての接続も行うつもりと述べています。

もともとMariančík氏は、「Neos」というVRヘッドセットとモーションコントローラーを利用しメタバースを直感的に構築するツールを開発していて(ティーザー映像はこちら)、今回のNeos coreシステムはそのNeosで使用することを目的に開発が進められているため、複数人で共同作業することで生産性向上を目指す設計になっています。一方で、開発者向けだけでなく消費者向けとしても機能するとして、作成と消費を区別しないことも主張しています。

Mariančík氏は、過去にSightLineや、VR酔いを緩和する歩行技術「Holosphere」を開発した経歴を持ち、などの過去履歴をみる場合はSoliraxから閲覧することができます。

 

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