米国の保険会社「Genworth」は、アプライド・マインズと共同で老化体験を全身で体感できるスーツ「R70i」を開発・CES 2016で披露しました。高齢化に伴いどんな身体的障害が我が身に訪れるか、実際に体感して実感してもらうために開発されました。
加齢に伴う物理的効果を体験するため、VRを含めた技術を搭載します。VRヘッドセットに取り付けられたオンボードカメラは、緑内障、白内障、黄斑変性などを再現。ヘッドフォンとマイクは、難聴、耳鳴り、失語症などを再現。腕や足に取り付けられた外骨システムは、関節の動きを調整し運動の制限、筋肉の損失を再現します。見た目はともあれ、保険会社が、高齢リスクを表現するためVRを使うのは効果的なのかもしれません。