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Oculus、「ソーシャルSDK」のリリースを示唆、Oculus Touchから始まる本当の「ソーシャル・リアリティ」

先日開催された「Oculus Connect2」にて、Oculus Touchのデモ「Toy Box」というゲームが公開されました。VR空間で自分のアバターを操作し、他のプレイヤーと一緒にブロックなどのおもちゃを投げ合ったりして遊ぶというものです。

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ポイントなのは、複数人がVR空間にいること。アバターは透けた頭と手が表示されてるだけですが、任意の距離同士のプレイヤーがVR空間という同じ場所でコミュニケートしているということ。それも、実際に合ってるというリアル感により近い感覚で触れ合っているということ。そんな理想ともいえる究極のソーシャルの可能性を見出した作品といえます。

3D空間でアバター同士が交流できる、このジャンルでいえば老舗の「Second Life」や、今年の7月に約12億円もの資金を追加調達した「AltspaceVR」(過去記事)などありますが、まだまだピンとこないのが現状で(それでもAltspaceVRすごいですが)、しかし今回の「Toy Box」を加えると、かなり現実味を感じたように思えます。

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現実味とは、アバターとプレイヤーがより同化する感覚、「VR空間であたかもリアルで交流してるかのレベルまで感じることができて、孤独を緩和させることができる」という理想のソーシャル空間です。やはり、どうしてもネットやVR空間でソーシャルなコミュニケートしていても、どこかサブ的なもの、リアルの付属的感覚があるのは事実で、リアルで埋められない承認欲求、孤独を誤魔化すためにという副菜的存在であったけれども、そろそろVR空間でのコミュニケートが主役同等になる時代が来たのだと、やっとそのスタート地点に立ったのだと、Oculus Rift CV1(Rift)、Oculus Touchが起爆剤となり始まるのではと、そう感じます。バックにSNSの巨匠Facebookもいますし。

Oculus VR創立者のパーマー・ラッキー氏もUploadのインタビューでこう言います。「VRのコア機能の多くは、本質的にはソーシャル・リアリティです。」「人形やアバターでのゲームプレイ、ボイスチャットを超えてくる。」VR空間で行うソーシャルの重要性を解くなかでさらにこう述べます。「開発者のため”Social SDK”をリリースする計画があります。」

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インタビューの中で、ソーシャルに関するSDK(あるシステムに対応したソフトウェア開発に必要なプログラムや文書などをひとまとめにしたパッケージ)をリリースする旨を述べました。リリース日など詳細は明らかにされていませんが、ワクワクする発言といえます。氏も言ってますが、やはり親会社が運営するFacebookサービスとの統合を想像せざる得ません。

とはいえ、先は長いです。VR空間で本当の意味でのソーシャルを実現するには、人間の重要な感覚器官を支配しなければなりません。Oculus Researchによれば、「視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚、前庭(内耳にある器官で平衡感覚を感受する器官の1つ)」の6つの感覚をVRで完全に駆動されている場合、現実の世界と区別できないであろう。と述べています。

難しいのは、「触覚、前庭」の2つでしょうか。触覚は、現時点で振動や電気筋肉刺激などによるものでピンとくるものがまだありませんし、前庭もVR酔いが解決するまで完璧とは言えません。とはいえ、これら6つの感覚は世界中で探求されていますし、「ソーシャルSDK」がリリースされればVR空間でのコミュニケートがよりリアリティあるものに近づくこと間違いないでしょう。今までにない人間関係を構築できる空間を期待したいです。

リンク

Oculus to release Social SDK, brings basic networking features to developers – UploadVR

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